« 自由じゃない自民党 | Main | ありえないのに感動する映画 »

August 11, 2005

京都での贅沢

京都で一つくらい贅沢をしましょう、ということで、「柊屋旅館」さんに一泊しました。文政年間(1818年)創業の老舗旅館です。さらに、川端康成氏が常宿としていたという、元文学少女としては、瞳キラキラモノのお宿なのです。

改修工事中とのことで、外観の半分はシートに隠されていましたが、それでも雨に濡れた瓦屋根と、純和風の佇まいが美しく、ここに泊まるんだ、と思うと、胸がドキドキしてきます。玄関を入れば、まさに京都(なのかしら)。ちょっと薄暗く奥へ長い玄関口には打ち水がしてあり、石畳がしっとりと濡れています。気さくな雰囲気の仲居さんに案内をしていただいてお部屋に入れば、「おぉぅ…」。床の間には軸が掛けてあり、野の花が生けてあり、香炉が置いてあり、渋い。クーラーがキンキンに効いているのですが、簾や足元の網代、さり気なく置かれた団扇に、夏の情緒を感じました。

さて、一番の楽しみは、京風懐石料理のお夕食です。他の部屋との兼ね合いか、料理の順番が献立表と順不同でしたが、そのあたりは気にしないことに。
最初に、柊の模様の入った朱塗りの盆に、先付けと八寸が出てきました。彩りよく野菜の入った鱧の煮こごりと、冷えた大吟醸の相性は最高。この時点で、もう感激、前後不覚。その後、仲居さんがタイミングよく運んでくるお料理を、写真を撮るのも忘れて、ひたすら堪能しました。
どのお料理も、目にも舌にも美味だったのですが、特に印象に残ったところでは、鮎の塩焼き。初めて、たで酢、というものをつけていただきました。「たで喰う虫も~」のたでなのだそうですが、これをつけると鮎がさっぱりとするので、不思議でした。
お夕食の時、「女将が挨拶にまいりました」の声。襖が開き、女将さんを見た瞬間、威厳のあるオーラを感じて、正座しなおしてしまいました。さすが、老舗旅館です。

朝食も、「こんな朝食、食べたことがない!」と叫びたくなるほど、豪華でした。
嬉しかったのは、湯豆腐。湯豆腐用の桶のような物に入っていて、熱々をいただきます。特注の豆腐だそうで、しっかりとした味でした。柳鰈も、家で食べるよりおいしいし、お米もおいしいし、おかずはたくさんあるしで、お代りをしてしまい、かなり満腹で苦しかったです。

お食事以外で特筆すべきは、お風呂です。お部屋に付いている檜風呂、ステンドグラスのある家族風呂、漆塗りの家族風呂、どれもステキで、温泉ではないのに、三回もお風呂に入ってしまいました。

HPにある「ひかえ目で、キメ細やかな家庭的なサービス」は、まさにその通り。至れり尽くせりの幸せな時間を過ごし、また機会があれば利用したい、と思ったのでした。


|

« 自由じゃない自民党 | Main | ありえないのに感動する映画 »

Comments

画面から和風旅館の心休まる香りが漂ってきそうな素適なお宿ですね。
しっとりと雨に濡れたお庭を涼やかな風が吹き抜けてる・・・・・・って感じ。。(´・`)
お料理がまた! なんて美味しそう~★
(こういうところはきっと “お部屋食” なんでしょうなぁ)
京都といえば湯豆腐ですが、夏に食べる湯豆腐もまた “乙なもん”?
お漬物もさっぱりとして美味しかったでしょう。

私の場合普段小食なんで、こーゆーご飯が美味しいところに行くと張り切って食べ過ぎてきまってお腹がもたれてしまって。。(^^;
お料理のボリュームが選べれば有り難いのになぁ。(残すのは勿体無くて!)

Posted by: 桔梗屋 | August 12, 2005 at 12:32 PM

真夏に、冷房の効いた涼しい部屋で、蝉の声を聞きながら、熱々の湯豆腐を食べる(もちろん、部屋食)…あぁ、本当に贅沢しました*^^*
漬物も美味しかったです。買って帰らなかったことを後悔しているものの一つです。

京都、のんびり、ゆったりできるなら、真夏でもいいんですけどね。

Posted by: ヒロ子 | August 12, 2005 at 08:25 PM

今、宮城で地震があったというニュース速報!
ヒロ子さん、大丈夫でしたか??

今朝は北海道で小さいのがあったようですが・・・・・・怖いなぁ。。

Posted by: 桔梗屋 | August 16, 2005 at 11:52 AM

桔梗屋さん、ご心配、ありがとうございます。
揺れが強くて、ちょっと怖かったです。
エレベーターは止まりましたが、電気、ガス、水道は無事。壊れた物もなく、とりあえず、我が家は無事で、ブログの記事を書いておりました^^;

Posted by: ヒロ子 | August 16, 2005 at 05:19 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66754/5403306

Listed below are links to weblogs that reference 京都での贅沢:

« 自由じゃない自民党 | Main | ありえないのに感動する映画 »