« 義経:最終回「新しき国へ」 | Main | ホワイトチーズケーキ »

December 12, 2005

宮城県美術館

「時代に先駆けた女性画家」というキャッチコピーに惹かれて、パウラ・モーダーゾーン=ベッカー展を見に、宮城県美術館へ行きました。

パウラ・モーダーゾーン=ベッカーは、ドイツ表現主義の先駆けとなる女流画家で、ヴォルプスヴェーデ芸術家村を代表する画家なのだそうですが、美術に疎い私には、ピンときません。説明ビデオを観て、ヴォルプスヴェーデ芸術家村に少し興味を持ちました。自然のなかで素朴な生活を送る…勝手に、宮沢賢治のイーハトーヴをイメージします。そんな芸術村とパリを行き来し、作品を遺し、31、2歳の若さで亡くなるパウラ・モーダーゾーン。彼女の作品全体を通してなのか、持ってきた作品がそうなのか分かりませんが、自画像が多いように感じました。自分、そして物事の本質を見る目を持つ、感性の鋭い、痩身だけれど力強い、そんな女性だったのかなぁ、と作品を見ながら思いました。

お目当てはパウラ・モーダーゾーン=ベッカー展だったのですが、特別展の「五感の都市へ―仙台芸術遊泳共鳴する美術館―〈音のかけら〉金沢健一展」が面白かったです。エントランス・ホールと中庭に音の出る金属造形作品(ひび割れた巨大な金属製の煎餅みたいな)が展示してあり、自由に触れることができます。高い音、低い音、叩く場所や力の加減で様々な音が出ます。子どもは、どんな音がするかな、といった様子で楽しんでいましたし、大人はちょっとした演奏を楽しんでいました。こういう体験型の芸術って、とても心をくすぐられます。

久々の宮城県美術館、日曜の午前中でしたが、客はまばらで、経営は大丈夫なのかしら、と心配になりました。建物全体の雰囲気がよく、敷地をぷらぷら散策したり、一人でぼーっとしたり、デートにも最適だと思います。レストランがもう少しおいしければ、なおいいのですが。

|

« 義経:最終回「新しき国へ」 | Main | ホワイトチーズケーキ »

Comments

こんにちは。
パウラ・モーダーゾーン=ベッカーは、ドイツ表現主義の先駆者と、いかにも玄人向けの企画なので、人がはいらないのは仕方がないのかもしれません。宮城県美術館でドイツ表現主義のカンディンスキー、クレーをコレクションしていることから企画されたのでしょうが、地方ではちょっと厳しいかもしれません。
来年、神奈川近美・葉山に巡回するようなので、そこでは多分注目を集めるような気がします。
金沢さんの彫刻はいいですね。メディアテークで、パフォーマンスを拝見しましたが、刺激的でした。

Posted by: 自由なランナー | December 13, 2005 at 03:28 PM

>自由なランナーさま

なるほど、玄人向けですか。
わたしとしては、素人なりに興味を持ってみることができたのですが、満員御礼は目指せない企画かもしれませんね。
宮城県美術館は、わりと玄人向けっぽい企画が多いかもしれません。時々ぐっと惹かれるものもありますが、興味の無い企画も多く。。。

金沢さんのパフォーマンス、見たくなりました!

Posted by: ヒロ子 | December 13, 2005 at 04:42 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66754/7588976

Listed below are links to weblogs that reference 宮城県美術館:

» 美しい力を感じるパウラ・モーダーゾーン=ベッカー [単身赴任 杜の都STYLE]
昨日から宮城県美術館ではじまった、「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー:時代に先駆 [Read More]

Tracked on December 13, 2005 at 03:32 PM

« 義経:最終回「新しき国へ」 | Main | ホワイトチーズケーキ »