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March 18, 2007

風林火山:第11回 「信虎追放」

前半はまどろっこしかったですが、後半10分からのラストスパートに「う~ん…」と唸らされてしまいました。

前半のポイント其の一
晴信、信繁・諸角(・小山田)を力ではなく心で説得する。

でも、信繁が涙ぐみながら「晴れて堂々と兄上の命に従いとう存じます」と言い、家臣達も涙ぐんでいるシーンはイマイチ納得いかなかったです。本当かい、信繁?みたいな…

前半のポイント其の二
今川家で信虎を加えて連歌の会が催される。

「晴れし心に戻る甲斐なし」
こういう歌を詠む今川の人々、底意地悪いですね。

前半のポイント其の三
青木大膳、現れる。

久々の登場の青木大膳。信虎を斬る気満々です。

そしていよいよ、信虎が追放される瞬間となるのです。

国境の門に到着した信虎。盾を構えた兵が門の前に立ちふさがり、門の上からは矢先を向けられ、信虎は何事が起きたのか事態を把握できません。信虎が連れていた供がわらわらと門の中に入った後、門の上に晴信、信繁、板垣、甘利ら、息子と信虎の字を貰った重臣達が並びます。

「晴信、信繁、これはいかなることじゃ」と問う信虎に、晴信は「父上には駿府でご隠居いただきます」と告げます。「たわけっ。板垣、甘利、いかがしたのじゃ」目を大きく見開き、瞬きせずに息子と家臣の名を呼ぶ信虎。この辺りから仲代信虎は神掛かってきます。
「晴れし心に戻る甲斐なし。」
自分の身に起きたことを理解し肩を落とす信虎のもとに、お迎えの勘助達が現れます。信虎を馬に乗せ、歩き出した後姿を見つめる勘助、今川家から貰った眼帯をミツの眼帯に付け替えます。「勘助、殺すつもりか?」信虎の背中を睨みながら、馬を進める勘助。しかし当然信虎、その尋常でない殺気を感じていました。
「ぬし、なんぞこのわしに怨みでもあるのか?」
問いかけていきなり馬を駆けさせた信虎、後を追う勘助。広い草原でくるりと向きを変えて信虎は勘助に斬りかかってきたのでした。信虎は見事に袖だけを切り、勘助を挑発します。怒りを表に現した勘助に、信虎は嬉しそうに笑いました。死を覚悟しての、最後のゲームを楽しもうとでもしているかのように。ミツの回想と、勘助と信虎の戦う場面が交互に展開します。そして、いよいよ、と思われた時にやってくれました青木大善!飛び出して信虎を斬りつけたのです。どさっと馬から落ちる信虎。勘助はあっけにとられると同時に、自制心を取り戻します。

ここからの仲代信虎が最高。

「わしを討ったところで甲斐は滅びぬ。
晴信がおる、晴信がおるのじゃ。
わしが育てたあのように猛々しい武将。
天下に号令をかけるのは我が武田家の嫡男、武田晴信じゃ。
覚えておけ、覚えておけよ。」

大井夫人や信繁の言っていたように、信虎は晴信の力量を分かっていたのです。そして恐れていたのでしょう。晴信が自分を追い越すという夢か不安かが現実となった今、ようやく武田家の嫡男として、自分の跡を継ぐ者として、晴信を認めることができたのでしょう。仲代さんの見事な演技に、かなりうるうるときたのでした。

来週ついに勘助は晴信に仕官ですか?!

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Comments

今回は、ほんとよかったです。
名言が多すぎて、記事にできませんでした・・・。
(単純に指がついていけなかっただけですが。)

Posted by: ryi | March 18, 2007 at 10:04 PM

>ryiさま

全く同感です。
よく見て感動したいし、でも言葉はメモっておきたいし…

Posted by: ヒロ子 | March 18, 2007 at 10:09 PM

こんばんは!
信虎見事に演じてました仲代さん。
うまかったです。
これで出番がないと思うとザンネンです。
もっと見たかった信虎を。

Posted by: ぱるぷんて海の家 | March 18, 2007 at 10:15 PM

>ぱるぷんて海の家さま

ああいうのが年季の入った演技というのでしょうか。
「風林火山」は渋い演技をする俳優さん揃いで見応えがありますね。
本当にもっと信虎を見たかったです。

Posted by: ヒロ子 | March 18, 2007 at 10:20 PM

>本当かい、信繁?みたいな…

私も、ちょっとそう思ったんだけど~。。。
騙されて泣いておきます。。。(^^;)
ああ言わなきゃ、あの場で殺されちゃいますからね。
信繁。

感動シーンばかりで、終始ウルウルでした(; ;)
次回からの展開も楽しみ。

Posted by: くう | March 19, 2007 at 01:09 AM

まどろっこしかったですか・・・私、今日はまるで映画を観ているようだなーと思いました。
いつものことながら、俳優陣の演技力がアッパレなのはいうまでもなく、
音楽や効果音、照明、映像美のバックアップ。
そして心の葛藤が見事に描かれた回で、ちょっと言葉を失いました。

Posted by: shiro_taka | March 19, 2007 at 01:14 AM

こんにちは!お久しぶりです~☆
今回から復帰してきましたので、また宜しくお願いします!

信繁・・・本心は図りかねるところはありますが、なかなかの人物でしたよね~。
これからの武田家がどうなっていくのか、気になるところです。
勘助も・・・ついに加わることになりそうですし、これから益々楽しみですね!

Posted by: りっきー | March 19, 2007 at 08:14 AM

>くうさま

おはようございます。

>ああ言わなきゃ、あの場で殺されちゃいますからね。
信繁。
→そうなんです、信繁も小山田君も生き残るためには
あぁ言うしかなかったのではないか、と思うのです。
なのに、純粋なお涙頂戴の兄弟愛になってしまって…
私がひねくれているのでしょうかね^^;

もちろん、次回からも楽しみですよ♪

>shiro_takaさま

登場人物が多いので、役者さんの顔と名前さらに役名を覚える
のが苦手なので、前半はこの人誰だっけ?どういう関係だっけ?
が多くてしんどかったです。
青木大膳は、しっかり覚えていましたけど(笑)

本当に映像と音楽と役者さんの演技が見事に合っていて、
素晴らしかったですね。
特に後半は私も言葉がなかったです。

Posted by: ヒロ子 | March 20, 2007 at 06:55 AM

>りっきーさま

おはようございます。

史実を知らずに見ているので、信繁が今後どうなるか心配です。。。
信繁の涙も晴信の涙も本心であってほしい。。。

勘助、今度こそ本当に武田に仕官するのでしょうかね。
勘助と晴信、そして板垣がどのようなやりとりをするのか、
とても楽しみです♪

Posted by: ヒロ子 | March 20, 2007 at 07:00 AM

こんばんは!
出遅れましたが・・・。

義元、頭の良さも感じますが、本当に底意地悪い人ですよね~。
なかなかあのような歌は詠めないですよ。

Posted by: さくらこ | March 20, 2007 at 08:14 PM

>さくらこさま

こんばんは♪

あの連歌の会はかなり感じ悪かったですよね。
それなのに無邪気に楽しんでいた信虎殿が切なかった。

基本的には義元、雪斎、寿桂尼さまトリオ、好きですけどね^^;

Posted by: ヒロ子 | March 20, 2007 at 10:53 PM

こんにちは♪遅くなりましてすいません・・・・・。

うう・・・・、この場面を見過ごしていました。
土曜の再放送にみようかしら♪


Posted by: ちこりん | March 22, 2007 at 12:47 PM

>ちこりんさま

こんばんは。

ええっ!見逃されたのですか!?
名場面ですので、ぜひ再放送でチェックしてみてください~♪

Posted by: ヒロ子 | March 22, 2007 at 06:02 PM

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