泣ける回かと思いきや、どちらかというと淡々と作戦が進行した「諏訪攻め」の回。
勘助は、高遠に諏訪を攻めさせ、遂には頼重を自害させ、禰々と虎王丸を救いいずれ諏訪の当主にする作戦です。
晴信は勘助の謀略を聞き「勘助、そちの顔が悪鬼に見えるは」。半分本気だったのではないかと思いますが、「たんなる見た目じゃ」と冗談に流しました。
高遠勢が諏訪攻めの先陣を切ることを承知したと聞き、出陣する武田軍。勝利を祈願して盃を干すものの、晴信は浮かない顔です。当主としての初めての出陣の相手が、妹の、それも子どもが生まれたばかりの妹の婿ですから、気持ちが晴れないのは当然でしょう。「どうして諏訪へご出陣あそばすのか」と納得のいかない三条夫人に、大井夫人は「和を願うは晴信とて同じ。国を一つにまとめようと思えば、国が一つになって他国に攻め入るしかない」と応えます。三条夫人が大井夫人のように晴信の気持ちを理解できていれば・・・。
陣を構えたものの、なかなか出陣しない高遠軍。武田の陣中では勘助に失策があったのではないかという雰囲気に。勘助、頑張って次の作戦を考えます。諏訪を桑原城へ篭城させ、上原城へ火を放つ。そうすれば、高遠軍も攻めない訳にはいかない。
ここで、ちらちら映るもののなかなか台詞のない小山田君。台詞が無くても十分存在感はありましたが、「我が勢が先方として参りましょう」と口を開きました。
さて、本日一番活躍したのは教来石でしょう。信頼を得て矢崎家に使えていました。小山田隊を先頭に攻め込んできた武田勢を見て、「とても太刀打ちできぬ、諏訪もこれまでじゃのう、これまでじゃ、これまでじゃ」と家臣達の不安を煽ります。しかし、矢崎も馬鹿ではありませんでした。教来石の後をつけ、伝助に矢崎家の情報を伝えている現場を押さえたのでした。
諏訪殿に和議と形の上での降伏を勧めに来た板垣と勘助。ここで、武田に騙されないぞ、何と言っても間者を送り込んでいたではないか、と突き出されたのがさっき捕まった教来石。こういう危機一髪の場面に強い勘助、我らの胞輩ではない、その者は高遠に組したのだ、この場にて成敗いたしますと切りかかります。「待て、待たれよ」止める諏訪殿。まぁ姫様達の前だし、お庭は汚れるけれど、別に止めなくてもよかったのではないかと思ったりして。教来石の命はなんとか救ったものの、由布姫様から、勘助の心にぐさっと一刺しやられました。
「私は騙されませぬ。武田家の存念はその者の顔に表れておりまする。醜い悪鬼じゃ。」
晴信のような冗談ではありません。心の底から憎んでいる、そんな由布姫の恐ろしい表情でした。
勘助には裏切られ、ヒサには嫁に行かれ、傷心の平蔵君は今後どうなる?!

Recent Comments