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December 09, 2007

風林火山:第49回 「死闘川中島」

大河ドラマはこうでなくてはいけません。

霧を利用して上杉を討つ作戦を立てた武田の軍師・勘助でしたが、上杉の軍師・宇佐美はそのことを読んでいました。そのせいか武田陣中では最終決戦のような悲壮感が漂っているのに対して、宇佐美をはじめとする上杉陣中はどことなく余裕があります。何せ大将は琵琶を弾いていますから。

そしてここからは信繁が主役です。
決戦を前に酒を酌み交わす信玄、信繁兄弟。決死の覚悟の信繁に、信玄は母の衣に法華経陀羅尼を書いた幌を渡します。結末が分かっていますから、信繁のうるうるとした目にこちらもうるうる。

物見が戻らないことから動きが読まれているかもしれないと察しつつも、妻女山山頂の上杉本陣を目指して進むしかない一万二千の別働隊。しかしその頃、上杉勢は粛々と霧の中を川中島へ向かっていたのでした。

川中島へ布陣した勘助、信玄のいる武田本軍。広い草原を霧が流れ、視界が開けるとそこには上杉軍が待ち構えていたのです。武田は鶴翼、上杉は車懸かりで激突しますが、動揺した武田軍は陣形が乱れます。別働隊が到着するまで持ちこたえなければいけない武田本軍。信繁は自分の隊が上杉本陣へ討って入ることを申し出ます。陣を出た信繁は「この命を奪われることは口惜しくないが、この幌を奪われるのは何とも口惜しい」と、母の衣で作った幌を息子へ託します。そして「我こそは武田信玄の弟信繁!」と名乗りをあげるのでした。当然決死の突撃ですから討たれる信繁。そして諸角じぃも後を追って討死するのでした。81歳で討ち死にというのも壮絶だと思いました。

この勢い、この緊迫感ならば最終回も盛り上がれそうです。



Fuurinkazan

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Comments

81まで現役で戦場を駆け回る。
とてもできないことだと思います。
信繁だけにスポットが当たりますが(私の記事でもそうですが)、
諸角のすごさ。
これには感心させられます。

Posted by: ryi | December 09, 2007 at 09:57 PM

本当に武田と上杉は好対照ですね。
大将が、人の戦なら負けるが、神の戦なら勝つと、いつもながらの雰囲気で。

最終回までの盛り上がりに申しぶんないイブでした。

Posted by: 今日感 | December 09, 2007 at 09:59 PM

>ryiさま

81歳まで戦場に出られるというのは、体の鍛え方も凄いですし、運も相当強かったのでしょうね。
そして、信繁と共に討死するのですから、とてもドラマチックです。


>今日感さま

大将の余裕が違いますよね。
さすが自分は神だと言っているだけのことはあります。
この盛り上がりで、今から最終回が楽しみです。

Posted by: ヒロ子 | December 09, 2007 at 10:07 PM

ヒロ子さん、こんばんは~◎
>当然決死の突撃ですから討たれる信繁。そして諸角じぃも後を追って討死するのでした。81歳で討ち死にというのも壮絶だと思いました。
本当に凄いふたりでしたよね。思い出しても泣けちゃうんですよ(><)ずっと「フグ」の下で愚痴も言わず仕えてきて、時間稼ぎのため命を投げ出して。そして「信繁さまをお救いしろ!」という諸角にも・・・ううっ泣ける(><)

Posted by: なおみ | December 09, 2007 at 10:32 PM

こんばんは!
1回増えた分、間延びするかと心配してたけど
かなりまとまって充実していましたね。
コレまであまり脚光を浴びなかった信繁
一世一代の最期見せてくれました。

Posted by: ぱるぷんて海の家 | December 09, 2007 at 10:32 PM

こんばんは♪
今週は終始、信繁にウルウルさせられました。
私はまだまだテンションが上がりきっていませんが、今週は緊張感が漂っていて面白い回でした。
次週が楽しみです。

何だかんだ文句を言いつつ、凹みつつw楽しかった1年間です。
来週は感動の嵐wwだったらいいですね。

Posted by: | December 09, 2007 at 11:05 PM

>なおみさま

おはようございます。
昨夜は記事を書きながら、他の方の記事を読みながら、
思い出してうるっときていました。
信繁は本当によくフグを支えてきたのでしょうし、
諸角も健気ですよね。
あぁ、またうるっと・・・。


>ぱるぷんて海の家さま

おはようございます。
そうなのです、間延びしてだれるかと思ったのですが、
いい方向に期待を裏切られました。
信繁の最終回、素晴らしかったです。

Posted by: ヒロ子 | December 10, 2007 at 07:42 AM

>渦さま

おはようございます。
信繁、泣かせましたよね。
武田の副将らしい、見事なご最期でした。

本当に来週は感動の嵐だといいですね。
あの二人がひっそりとしてくれていれば!?

Posted by: ヒロ子 | December 10, 2007 at 07:45 AM

ヒロ子さん、こんばんは~!
確かに、上杉の方が全体的に余裕がある感じがしましたね。
特に軍師として、勘助は精神的にまだまだなところがあるな、と思いました。
が、成長を見るまもなく・・ということになるようですね。

信繁&じっちゃんの人柄には、ずっと癒されてきました。
ご冥福を祈ります。
(81歳って、すごいですね!)

Posted by: さくらこ | December 10, 2007 at 05:53 PM

>さくらこさま

こんばんは。
勘助は頭脳明晰な軍師というよりは、経験値と勘の人間臭い軍師ですよね。そこが魅力なのでしょうけれど。

信繁&じっちゃんは、さりげなく癒し系でしたよね。
ご最期が見事に描かれていて、泣けたけれど、よかったです。

Posted by: ヒロ子 | December 10, 2007 at 09:22 PM

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