« 篤姫:第24回「許すまじ、篤姫」 | Main | 篤姫:第25回「母の愛憎」 »

June 19, 2008

『蟹工船』

巷で話題になっている1929年(昭和4年!)に発表されたプロレタリア文学『蟹工船』(小林多喜二著)を読んでみました。

ちなみにプロレタリアとは、niftyの国語辞典(powered by三省堂)によると

大辞林 第二版より
(1)古代ローマの貧困な下層民(プロレタリウス proletarius)。
(2)資本主義社会で、生産手段をもたず、自分の労働力を資本家に売って生活する賃金労働者。また、その階級。無産者。
⇔ブルジョア

なのだそう。

「資本主義社会で、生産手段をもたず、自分の労働力を資本家に売って生活する賃金労働者」、このあたりがフリーターやワーキングプアの問題に繋がるのでしょうか。「階級」という言葉もキーワードのよう。格差社会と言われるようになった現代。日本に階級はないけれど、社会は見えない階級で分かれ始めている、だからこそこのような文学が注目されるのでしょうか。もしくは、このような文学に目を向けさせる力が働いているのか。

今の世の中、ここまで労働者を虐待することはありえないでしょうけれど、ここまで労働者が団結して会社や資本家と対決しようという意気込みもないように思います。皆が一致団結しようとする意志は弱いし、失敗しても諦めずに正義を貫こうとする姿勢もあまりない…ように感じます。何となく似ているけれど、やはり時代が違う、と思いました。

では、どうして売れているのか。話題になっているからと買う私のような読者が多いのか。それとも他の読者の方はもっといろいろ考えているのでしょうかね。



|

« 篤姫:第24回「許すまじ、篤姫」 | Main | 篤姫:第25回「母の愛憎」 »

Comments

蟹工船・・・よんだことありますよ♪
って・・学生のときですケド♪

なんとなくですけど暗~いイメージが♪

Posted by: ちこりん | June 23, 2008 at 01:31 AM

>ちこりんさま

学生の時、これは読む気がしませんでした。
テーマが重いし、暗いし・・・
ようやく冷静に、考えながら読めるようになりました^^;

Posted by: ヒロ子 | June 23, 2008 at 07:44 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/66754/41581975

Listed below are links to weblogs that reference 『蟹工船』:

« 篤姫:第24回「許すまじ、篤姫」 | Main | 篤姫:第25回「母の愛憎」 »